
朝、昼、晩と家事をする時、ラジオをつけますが
最近、ベートーベンの曲を3回聴きました。
ピアノソナタ「告別」、ピアノ協奏曲第3番、交響曲第7番。
普段は、「あ、ベートーベンね。」っていう感じですが、
なぜかなぜか、毎年秋ぐちに聴くベートーベン、
心に沁みるなあ~、いいなあ~と思います。
絵は、ウィーン、ハイリゲンシュタット遺書の家です。
真ん中のアーチをくぐると中庭になっていて、
左側の階段を上がると
「えっ、これだけ?」っていうくらいの、
簡素で小さなお部屋があります。
ベートーベン、絶望の家。
せっかく来たのにもっと、見る所はないの?
と思って、右側の階段も上がってドアをノックすると、
おばあさんが出てきて入れてくれました。
ステキな明るい、広い部屋で、真ん中にピアノが置いてあります。
ロープが張られていないので、弾いてもいいかと尋ねると
まさかのオーケー。
「ホントにいいんですか?」と思いながら
「月光」と「エリーゼのために」、弾かせてもらいました。
(あ、もちろん、さわりだけね。)
帰ってから、
ピアノ教室を2回破門になっている中1の息子が、
「エリーゼのために」をどうしても弾きたいと言い出し、
何と!(楽譜も読めないのに)、
何か(ベートーベン?)に憑りつかれたように猛練習。
とりあえず弾けるようになってしまいました。
驚き!
やっぱり、秋はベートーベンですかね。
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ここの(遺書の家)すぐそばにあるホイリゲで、教授を囲んでの楽しい会がありました。
陽気なおじさん達がヴァイオリンを演奏しながらテーブルを回ってくれて、
それを聴きながら、ワインをかたむけた夏の夜の記憶がよみがえりました。